アジャイルサムライに学ぶ、インセプションデッキの作り方社内勉強会開いた

mofmof inc.エンジニア兼代表のはらぱんこと原田です。

最近、阿部寛のホームページが爆速表示されるという話題で世間が盛り上がってますね。古き良きインターネットの彷彿させるデザインで、おじさんエンジニアは思春期の甘酸っぱいインターネットライフを思い出して、さぞノスタルジックな気持ちに浸っていることと察します。

さて、mofmof inc.では最近少しずつ一緒に仕事をしてくれる仲間も増えてきたり、若手が入社してくれたりと、みなさまのおかげでほんとに少しずつでも会社が成長していて嬉しいなと思ってます。

mofmof inc.は月額制の開発サービス「開発チームレンタル」という事業をやっている開発会社というのもあって、どのように開発を進めていくかっていう点にはこだわりやポリシーやある種のプロフェッショナリズムがあります。

これはぼくたちが開発現場で多くの失敗を積み重ね、ときに上手く行ったことを記憶し、苦しみながら真摯に学び得た知識そのものであり、他社にはない価値だと思ってます。なので改めてmofmof inc.でどういう風に開発プロジェクトを進めるのかを体系化したいと思った。

そこでmofmof inc.でプロジェクト開始時に必ず作っている、インセプションデッキ(のうちの一つエレベータピッチ)を作ってみる社内勉強会を開催しました。

インセプションデッキとは

インセプションデッキとは、アジャイル開発におけるドキュメントの一つで、プロジェクトの目的やプロダクトの価値を表現し、プロジェクトとチームの方向性の合意を促すためのものです。

インセプションデッキについて詳しく紹介している記事もあるのでぜひ参照ください。

なぜインセプションデッキを作るのか改めて簡単に説明すると、目的や背景を適切に知っておかないと、チームや組織の各自の理解が揃わず、各々の行動が達成したい目標に向かわずバラバラになってしまうからです。

そこでインセプションデッキを作ることで、プロジェクトのゴールを明確にして、各自が適切な行動を選択出来るようにしましょうというものです。

社内勉強会を開催

ファシリテーターはぼく原田。言っておくが室内なのに青いストールを巻いているのはオシャレキメてるわけじゃないぞ。首を痛めていてコルセットみたいの巻いてるんや。

エレベーターピッチスタート

インセプションデッキについての詳しい説明は、マスター・センセイことアジャイルサムライの監訳者、西村直人氏のスライドを用いて行った。体系的にまとまっていて素晴らしい。ありがたや。

Head First Inception Deck from Naoto Nishimura

ちなみに、実は2014年に西村直人先生のインセプションのセミナーに参加したことがあり、そのときの体験を元に自分で真似てやってみた。真似とは学びであることがよく分かるわ。

mofmof inc.の既存プロダクトを題材にインセプションデッキのエレベータピッチをエンジニア全員で書いてみる。

エレベータピッチを書いてみる1

エレベーターピッチを書いてみる2

次にプロダクトオーナー役が各自エレベータピッチを加味して、一つのエレベータピッチにまとめる。

PO役がエレベータピッチをまとめる

振り返り

振り返りとして、各自やってみて気づいたこと、感想などを話し合う。

振り返り

一部紹介。

  • 西村さんのスライド良い
  • 言語化することで再確認出来た
  • ワークショップ楽しい
  • チームの方向性を見失わないために有用
  • エレベータピッチ作り面白い
  • 担当プロジェクトのゴールを見直したいと思った

mofmof inc.のエンジニアとして

mofmof inc.のエンジニアは、ただ作れるだけのエンジニアではなく、プロジェクトのゴールの達成に能動的に貢献出来るエンジニアであり続けたいと思ってます。

ガシガシコードを書き続けることも非常に楽しいことだけど、時折視点を変えて、目的やゴールに目を向けると、エンジニアとして役に立てることはただコードを書くことだけには留まらないことに気付くはず。ぼく自身がそうであったように。

インセプションデッキのテンプレート

インセプションデッキのKeynote or PowerPointのテンプレートは以下のGitHubリポジトリからダウンロードできます。

https://github.com/agile-samurai-ja/support/tree/master/blank-inception-deck

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記事の作成者・監修者
原田 敦
-
Atsushi Harada
CEO / エンジニア
「作って人をしあわせにする」ことがミッション。多くの人を幸せにするプロダクトを世に送り出すことが、クリエイターにとって至上の幸せだと思ってます。デスマを憎んで人を憎まず。よりよいソフトウェアは、よりよいチームから生まれると思ってます。
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原田 敦
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Atsushi Harada
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