開発チームレンタルインタビュー、今回のクライアント様はエン婚活エージェント株式会社 代表取締役の間宮 亮太さまです。
カップルや夫婦のキズナを強くするファミリーエンゲージメントプラットフォーム「famion」のインタビューを行わせていただきました。
よろしくお願いいたします!


今回開発した「famion」はどのような思いでサービスを作ったのですか?

間宮まず前提として、会社のビジョンとして「幸せが続く結婚を全ての人に」というものがあります。 このビジョンを実現しようとした時、そもそも結婚しないとスタートラインに立てないじゃないですか。だからまずそこを手助けする婚活エージェントをはじめました。

それと同時に会社設立当時から、結婚後に2人の関係が良好の状態であり続けるためのサービスを作ると決めていたんです。それが、今回作ったfamionでした。

また会社のミッションとして、「結婚の成功を実現する新しいインフラになる」というものがあります。 「結婚の成功」とは、「結婚成立」に加えて「結婚後の幸せ」までを含めてそう定義しています。

famionの役割は大きく分けて2つあり、①カップルや夫婦の相互理解を促進する ②日常のコミュニケーションを円滑にする です。 famionを通じて、もっと簡単に夫婦が幸せになれる世界を作っていきたいと思っています。

具体的にはfamionでどのように解決されるのでしょうか。

間宮①の相互理解を促進する については、お互いの価値観をアンケートで可視化し、 それを比較することができるようになっています。 アンケートを元に話し合い、約束事を決めたりすることが可能になります。例えば「外でご飯を食べてくるときは事前に連絡する」などですね。

②日常のコミュニケーションを円滑にする に関しては、これから作り上げていく部分になります。 今色々と考えている段階ですが、カップルがお互い気を使ってコミュニケーションをするのってちょっと煩わしいじゃないですか。「記念日だから何か祝わないといけないな」とか。 それをもっと簡単に、でも気持ちのこもったコミュニケーションをとれる方法はないか?を考えています。

例えば手軽にギフトを送れたり、記念日をあらかじめアプリに登録しておき、そのタイミングで記念日にオススメの旅行プランをレコメンドしたり。コミュニケーションの補助に使うイメージですね。

岩井いいですね、今すぐ僕が欲しいですもん(笑) 彼女とどこ行こうかな~って結構悩むこと多いです。

間宮昔は父親が働いて母親が専業主婦で、食卓を囲みながらコミュニケーションをとったりできていたけど、今は共働きの家庭が増えて、日常的にコミュニケーションを取るのが難しくなってきたんですよね。 だからこそもっとコミュニケーションを簡単にするものを作りたいと思っています。そのあたりは今の時代にマッチしてるプロダクトかなと思います。

プロジェクトチームを外注する上で重要視したポイントはなんですか?

間宮重要視したポイントとしては2つありました。 1つ目はやっぱり開発期間です。すぐに作りたかったので、早くリリースできるというのは必須でした。

2つ目は開発手法。 famionはそもそもまず世の中に需要があるのかすらわからない、ピボット前提のプロダクトだったので、はじめからガッチリ仕様を固めて作るのは不可能でした。 だからウォーターフォール型の開発手法ではなく、後から柔軟な変更が可能であるアジャイル開発が絶対でしたね。

mofmofに発注した決め手はなんですか?

間宮一言でいうと人ですね。一緒に仕事したいなと思ったからです。 まず開発相談しに行った時に代表の原田さん、そして岩井さんがすごく共感してくれたのをよく覚えています。 反応が他の会社とまったく違ったんですよね。 開発にあたって何社かお声掛けしたんですけど、他はただ作れるか作れないかの判断だけで、なんというか営業的というか。

でも自分の作りたいものに興味がない人と一緒にチームとしてプロダクトを作っていくのってしんどいじゃないですか。 1つ前の質問であげた外注する上でのポイントは前提条件であって、その上で、最終的には本気でプロダクトに共感してくれる会社がいいなと思って。それでmofmofさんにお願いすることに決めましたね。

実際に開発チームレンタルを導入してみて、期待していた部分は達成されましたか?

間宮達成はもちろんされました。 まず第一にアプリのリリースは問題なくできたので。

加えて期待以上だったのは、メンバー全員がプロジェクトを自分ごととして捉えてくれたこと。 ただ言われたものを作るんじゃなく、「より良いサービスを作っていこう」という明確な目的意識を持って開発してくれたので、全員で議論しながら作っていくことができました。 だからとてもやりやすかったし、嬉しかったですね。

ではそんなチームメンバーについて、よかったところを教えてください。

間宮まず問題なくリリースできたこと。 そして当初から想定していた課題解決に繋がるプロダクトができたこと。

あとはやっぱり人柄が素晴らしいなと思いますね。 プロダクトやビジョンへの共感とか、仕事へのスタンスとか。 僕が仕事が回ってないところもあったりしたけど、みんなでカバーしてくれたのもありがたかったです。

岩井こちらとしても、プロダクトへの情熱をもてたのはすごく大きいと思っています。 だからもっといいものを作りたいと思うし、「こうしたらもっとよくなるんじゃない?」って提案させてもらったりもしました。

間宮さんのバックグラウンドは技術系ではないと思いますが、mofmofのエンジニアと実際に一緒に仕事をしてみてどうでしたか?

間宮一般的にエンジニアと非エンジニアは会話が合わないって言われてると思うんですけど、famionに関しては、開発を始めるときにインセプションデッキを一緒に作って、目的意識の統一とかを綿密にすり合わせしたから、意思疎通が難しいとは思わなかったですね。 過去に他のプロダクトで、ユーザーのことを考慮してない開発をされたことはあったけど、今回はそんなことは全くなかったし。

正直エンジニアの中には非エンジニアをバカにしてる人もいるじゃないですか(笑) 過去にも実際いたんですけど。mofmofさんはそういう雰囲気は一切なかったですね。

やっぱりエンジニアじゃないので初めは使ったことないツールとかあって、使い方もわかんなくて。多分エンジニアの人からしたらすごくめんどくさいと思うけど、ちゃんと丁寧に教えてくれて助かりました。 終始こちらに合わせてくれたなという感じでやりやすかったですね。

famion開発にあたって、アジャイル開発だからこそうまくいったことはありますか?

間宮逆にアジャイルじゃなかったら失敗してましたよね。

岩井そうですね(笑)

間宮プロジェクトがはじまる段階で「じゃあこれで!」って言えるほどの解像度じゃなかったので。 作りながら、「SNS機能つける?」とかよくわかんない方向になったりもしましたね。

岩井まあそれをサクッと取り除けるっていうのもアジャイルの良さですよね。

間宮確かにそうですね!

プロジェクト内で発生した課題についてどう乗り越えましたか?

間宮ちょっとスピードが遅くなるタイミングがあったんですけど、それまでずっと週に1度定例ミーティングをしていたんですが、「定例を待たなくても、気軽にもっとミーティングして進めたらいいじゃん」って気がついて、そこから疑問に思ったらすぐ質問する方向にしました。

あとは弊社側のエンジニアのリソースが足りなくなった時に、mofmofさんの方でカバーしてくれたりとかもありましたね。 「いいものを作る」「リリースをする」という本来の目的に向かってそれぞれが自分の業務の枠に囚われずに仕事をしたからこそ、乗り越えられたんだと思います。

プロジェクトを進めるなかで印象に残っている出来事はありますか?

間宮やっぱり無事にリリースできた時ですね。

岩井あれはテンション上がりましたねー!

間宮なかなかアプリの審査が通らなくて、怒涛の勢いでリリースに漕ぎ着けたんですよね。

岩井チームのSlackがめちゃくちゃ盛り上がりましたね。 僕は社内のメンバーとハイタッチしました(笑)

間宮そうだったんですね! でもリリースしたら、プロモーションしてないのに500ユーザーくらい獲得できたし、 嬉しいユーザーの声もたくさんいただけたんですよ。「お互いの認識が深まった」とか。

もちろん改善すべきところもたくさん見つかったんですけど、ユーザーの課題解決に繋がるプロダクトだってことがわかったし、それをこの一体感があるチームでリリースできて嬉しかったですね。

開発チームレンタルを延長契約してくださいましたが、その理由はなんでしょうか。

間宮信頼関係があったから。これにつきますね。 これからこの事業がグロースハックしていく上で、このチームが必要不可欠です。

契約上は業務を発注する・されるという関係ではあるんですけど、個人的にはそういうの抜きにもう一つのチームだと思ってて。 だから逆に、ここで終わるという選択肢がないという方が正しいですね。 今後も今までと変わらず全員で知恵を絞ってやっていけたらな思います。

岩井今後に向けてのmofmofへの要望はありますか?

間宮そうですね、強いていうなら、「こういう機能が欲しい」「こんなテクノロジーを使ったら面白いんじゃないか」とか、ブレストできる場があったら面白いなと思います。

岩井それすごくいいですね!やりましょう!

間宮ぜひ! 開発のチームではあるけど、企画も含めたチームになっていけたらいいなと思います。 よく開発とマーケティングは別物として考えられるんですけど、特に新規事業に関しては、「ユーザーがどんなことを求めていて、その課題をどうやって解決するのか?」をプロダクトに落とし込む必要があるので、プロダクトを作るのもマーケティングの一つだと思っています。だからそこも含めてみんなで考えながらやっていけると嬉しいですね。

開発チームレンタルを検討している方へ一言お願いします。

間宮いや~間違いなくここでしょう!

岩井(笑)

間宮まあ冗談抜きに、社員の人柄、仕事に向き合う姿勢は本当に素晴らしいので、自信を持ってオススメできる会社さんです。 僕は逆に発注する側に問いたいけど、発注側の責任者がどれだけ本気でプロダクトを作りたいと思っているかがすごく大事で、それがないとただ丸投げして作ることになるんですよ。

そうではなくて、一緒に作っていくことがアジャイル開発、ひいてはmofmofさんのやり方だと思うので、会社によっては合う合わないはあると思います。 でも「いいものを作りたい」「ユーザーファーストで喜ばれるものを作りたい」など、明確なビジョンとプロダクトへの情熱を持っているなら、全力でオススメしたいです!

岩井僕もこのプロジェクトに関わらせてもらえて日々本当に楽しいです。 今後もずっとこの楽しい状態が続いたらいいなと思ってますし、プロダクト自体も自分ごとに考えて目指した部分もあり、いちユーザーとしても、楽しくて価値のあるものを作っていきたいと思います。 今度ともよろしくお願いします!

最後に

間宮さま、お忙しい中インタビューにご協力いただき、ありがとうございました!