デザインスプリントを実践!新規事業の解決すべき課題を見定めよう!(前編)

B!

エンジニアの川上です。

アイディアはあるけど、この方法で本当に課題を解決できるだろうか?
もしかして課題は別の場所にあるのではないか?
などなど、新規事業で答のない問いの無限ループに陥ったことはありませんか?
そんな状況からいとぐちを見出すためにmofmof社ではデザインスプリントを実践しています。
実際にやってみて感じたことやノウハウを交えながらデザインスプリントの中身をご紹介していきます!

デザインスプリントとは?

“GoogleVenturesが活用しているプロセスで、アイデアをプロトタイプのかたちにすばやく落とし込み、それを顧客とテストすることによって、たった5日間で重要な問題に答えを出す手法をいう”
SPRINT 最速仕事術――あらゆる仕事がうまくいく最も合理的な方法
より

mofmof社ではこちらの書籍を教科書として実践してみました。
細かいルールや必要な道具は書籍を参考にしてください。

5日間の概要
1日目:情報収集
2日目:発想を広げる
3日目:ソリューションを決める
4日目:プロトタイプをつくる
5日目:検証する

事前準備

メンバーを集めよう

メンバー構成で特に重要なのは、進行役、決定者、そして多様性です

進行役

短時間で発想やアイディアの披露、議論をいくつも行います。普段から会議の進行に慣れている人が望ましいでしょう。

決定者

意思決定の場面が毎日訪れます。プロジェクトの責任者や決済権のある人に参加してもらいましょう。

多様性

デザインスプリントでは参加者が個々で考えた発想がとても重要です。
小さなヒントが広がったり集約されたりして新しい発想が生まれることがあります。
思考が似たタイプだけで集めるのではなく、別の職種や部署で働いているのメンバーを積極的に集めましょう。

日程を決めよう

教科書では5日連続が推奨されていますが、普通はメンバーそれぞれ仕事を抱えているはずで現実的ではないです。
もし日程をを分ける場合でも1日目と2日目は日程を連続するのがオススメです。
この2日間で情報をできるだけ多く集めて発散させることでプロトタイプの方向性が決まっていきます。

1日目:情報収集

長期目標を決めよう

なぜこのプロジェクトをやるのか?
将来どうなっていたいのか?
このプロジェクトで成し遂げたい目標を決めましょう。
大きくて難しいものでも構いません。

マップをつくろう

プロダクトの認知から成約までの手順と登場人物を書き出します。
マップを書くことでサービスの全体像やボトルネックになりそうなところが見えてきます。

専門家に聞こう

長期目標とマップに基づいて気になる点を専門家に聞いていきましょう。
スムーズにヒアリングできるように事前に聞きたいことをリストアップしてもいいと思います。
想定とは全然違う課題が見つかるかもしれません。
メンバーだけでは見えなかった業界の課題や習慣を聞き出しましょう。
初日に専門家と話すことでプロトタイプの方向性が見当違いなってしまうことを防げます。

ターゲットを決めよう

専門家にヒアリングした情報を元にマップ上のどの瞬間に焦点を当てるかを決定します。
2日目以降はここで決定した瞬間について深堀りしていきます。

1日目の難点

教科書では初日に「専門家に聞く」が設けられておりますが、専門家も日中は仕事をしているはずです。
メンバーの業務時間内にアポを取るのは難しい場合があります。
・当日は時差出勤にして、午後から業務を始める。
・止む終えない場合はヒアリングの日程を別けて実施してから2日目を始める。
など専門家に合わせてイレギュラーな日程も考慮しましょう。

2日目:発想を広げる

この日にやることは情報収集、共有、アイディア出し、ソリューションの候補出しと言った流れです。
ポイントは個々でじっくりアイディアを出す時間が設けられている点。
グループワークやブレストはその場の雰囲気や強い意見の人に結論が左右されがちです。
これまで得た情報を取捨選択しながらソリューションを組み立てられるように設計されています。

高速デモ(みんなで)

既存のサービスをリストアップして、それらの「いいところ」をピックアップして発表します。
類似品や全く違う業界のサービスでもかまいません。
リストをメンバーで分担するのがオススメです。
ここで出たヒントを組み替えたり改良したりしてアイディアを出していきます。

ベストヒットメモ(メンバー各自)

マップ、専門家からヒアリングした内容、高速デモから得た情報を見ながら重要そうなヒントを書き出していきます。

アイディアメモ(メンバー各自)

ベストヒットメモを元にざっくりしたアイディアを書き出していきます。
まだソリューションに落とし込めていなくてもかまいません。

クレイジー8(メンバー各自)

アイディアのバリエーションを8つ書き出します。
いくつか選択肢を出すことで最初のアイディアがいいものであったか?他にも可能性はないか?比較検討できます。

ソリューションスケッチ(メンバー各自)

これ以前の作業は全てアイディア出しです。
ここで初めてアイディアを元にソリューションを書き出します。

3日目:ソリューションを決める

この2日間メンバーは思考を共有しながら、ソリューションを検討しました。
事前情報やその日じゃないと伝わりづらいコンテキストを全て共有しているのです!
投票と議論をした後、最終的には決定者がソリューションを選択します。

3日目で決まったソリューションを元に1日目に戻るループ法

mofmof社では最初の課題が大きかったりすると3日目でようやくプロダクトの種になりそう形が見えてきたことがありました。
振り返ると、その種をもとに1日目の「専門家に聞く」からやり直すのもありだったと思います。


4日目以降は後編に続く